
日本のあちこち 三世代遊び場マップ
〜子どもの遊び場 原風景~

●三世代の遊び場マップ
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➊ 太子堂3世代遊び場マップ・4世代遊び場マップ
発行年:①三世代マップは1982年 ②四世代目は2009年 B2版のマップ4枚
調査した地区:東京都世田谷区太子堂
作成者:① 子どもの遊びと街研究会 ② 遊びとまち研究会
① 世田谷のプレイパーク運動の中でつくられた、元祖 三世代遊び場マップ。
農村から都市に代わる過程で、遊びの空間、遊び仲間の人数や年齢、背景となる街の姿や暮らしの変化がわかりやすくまとめられている。
② 三世代マップ作成のメンバーがかかわり、池尻、太子堂、三宿、多聞の小学校のPTA、大学の関係者が池尻児童館に集まってまとめました。「まち探検」「遊び見つけ隊」といった子ども参加のプログラムも行いました。三世代マップから約25年後で、かつての「子ども」が親となって活動に参加している。
*4世代マップができるまで(A4 1枚)
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発行年:1986年
調査した地区:神奈川県横浜市中区
作成者:横浜市都市計画局開発部新本牧開発室
調査受託者:都市計画設計研究所 協力:いいじゃん会
本牧の山頂公園に冒険遊び場をつくりたいと活動していた「いいじゃん会」が主体となってつくった三世代マップ。横浜ならではの丘や海のある遊び場マップとなっている。
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発行年:1987
調査した地区:東京都杉並区天沼・本天沼地区
作成者:杉並こどもの遊びと街を考える会
協力:子どもの遊びと街研究会(世田谷)、子どものための街づくり研究会
子どものインタビューは杉並第5小学校の5、6年生が中心。かつての街全体が遊び場だった時代の話から、急激な都市開発により遊び場が奪われたいった様子がわかる。添付されたニュースレターには、そのことが文章でわかりやすくまとめられている。
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❹ 八王子遊び場今昔
発行年:1989年
調査した地区:東京都八王子市 本町地区(まちなか)、川口地区(農村部)
発行:八王子市都市計画部都市計画課
受託者:(株)計画技術研究所 取材編集:荻原礼子
太子堂の三世代調査の中心メンバーが、八王子市のまちづくりの中の仕事として取り組んだ調査。
まちなかと農村部の2地区の環境の変化と子どもの遊びの変化を詳細に調べている。農村部では、農地や里山での生産や暮らしの変化により、地域環境がどう変化し、それが子どもの遊びの中での生き物との関わりや遊びに大きく影響していることが年表となってまとめられている。
まちなかでは、住宅の間の子ども達が行き来できる庭や路地がなくなり、ビルが建ち、各住宅の敷地がブロック塀で仕切られ、自動車が増えていくことで、子どもの動き回れる空間が減少していった様子が年代順に模式的にまとめられている。
見開き本のデザインも凝ったものとなり、絵本のように楽しめる。