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​このサイトでご紹介する各地の遊び場調査の記録には、なかには100年くらい昔の子どもの遊びの思い出も含まれます。

地域も日本の各地、都市もあれば農山村、漁村もあります。

これは「日本の子どもの遊びの原風景」を知るために大変貴重な資料ではないかと考え、各地の製作者のご了解をえて、ここに集めて公開することといたしました。

 

●三世代遊び場調査のはじまり

この調査は、1981年に世田谷区太子堂で、プレイパークづくりの運動の一環としてスタートしました。きっかけは、地域の公園計画の際に、ご近所に配慮して子どもが遊べないような公園になってしまう状況を変えたいと思ったことです。その住民運動に協力するため、「子どもの遊びと街研究会」という会をつくりました。

町内会の方などに昔の遊びの思い出を聞きながら、「今の子どもはかわいそうですね」という話の糸口をつくろうというということで「三世代の遊び場マップの発想が生まれました。

その後、調査はどんどん広がり、地域の107人の三世代のお話を集め、マップだけではもったいないと「三世代遊び場図鑑」という本にまとめました。

そのいきさつと、そこで開発した遊び場調査の方法は、冊子「街がぼくらの学校だ」に詳しくまとめてあります。(データ公開中)

その約30年後に、別のグループにより同地区で四世代目のマップも作成され、このサイトでは三世代マップに加えて公開しています。

●三世代遊び場調査の広がり

三世代遊び場マップと図鑑は、大きな反響を呼び、同じく三世代マップづくりを行いたいという相談を受けました。プレイパーク活動の一環で取り組んだ地域が多かったと思います。また太子堂のマップにかかわったメンバーが、その後それぞれのまちづくりの仕事でかかわった地域の方とつくったマップもあります。

その中で私たちは、子どもの遊び場という切り口がまちにとってとても大事であり、まちのみなさんの共感を得やすいことを感じてきました。

●冒険遊び場、プレイパークづくりから、遊べるまちへ!

残念ながら、昔と比べれば、今の子どものまちの地図は遊びの場所や、遊びのダイナミックさ、仲間の楽しさも少なくなってきていのだろうと推測されます。そのぶん、バーチャル世界は広がっているのだろうなとは思いますが。

でもやはり、リアルな世界で、自分の体で、想像力と仲間を広げる楽しさを体験をしてほしい。そんな大人の思いから、各地での冒険遊び場・プレイパークづくりが、驚くほど広がっています。そこを起点に、少しづつでもまちでの遊びが豊かになり、それを見守るあたたかなコミュニティが広がるといいなーと期待をしています。

そのときの手がかりとして、この資料集をご活用いただけたらうれしいです。

街がぼくらの学校だ! 1997.jpg

  ダウンロードできます

「街がぼくらの学校だ!」

*「子どもの遊びと街研究会」  

  の世田谷区での活動の記録

*三世代調査の方法を公開

  ダウンロードできます

「太子堂・四世代遊び場マップ」

復刊・販売中です!

「三世代遊び場図鑑」

子どもの遊びと街研究会    

〒214-0037 神奈川県川崎市多摩区西生田3-9-12 -110 結まちづくり計画室内

☎︎ 090-1200-0239 (荻原) E-mail:EZY07022@nifty.com

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